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10月16日

皆さんこんばんは。
Y(クマ)です。

 
IRフィルターを使って赤外線ライトを作成してみました。
まだまだ調整や問題点などがあり、途中経過ですがご紹介させて頂きます。

 

今回用意した物はフジフィルムから発売されているIRフィルターという物を使用します。
11種類のフィルターがあり、今回は真ん中のIR-80・IR-82・IR-84という品番を選んでみました。
品番の違いはフィルターの濃さらしく、大体真ん中の濃度から始めてみたいと思います。


フィルターはペラペラなフィルム状の物で好きな形状に切り取ることが出来ます。
本来はカメラのレンズ部分に貼りつけて赤外線を吸収してモノクロ写真などを撮るのですが、今回は逆にライトのレンズに貼りつけて赤外線を照射します。

メーカー不明なキセノンライト

 

今回使用するライトはLEDの最大480ルーメンの光を照射するノーベルアームズのスティングレイとキセノン電球で最大80ルーメンの光を照射するマグライトで試してみました。
まずライトのリフレクターの前面にあるレンズを外し同じ大きさにIR-82フィルターを切り出します。

ライトからレンズカバーを外します。カバーからレンズを外しIRフィルターを貼り付けます。
そしてレンズと一緒にフィルターをはめこみます。
とりあえずはこれで完成・・・な訳ではなく(^_^;)
ここからが大変なんです。
ライトの光にはそれぞれ波長があり、その波長が合っていないと赤外線が透過できないのです。
かといってフィルター濃度を薄くするとライトが赤く光ってしまい発見されてしまいます。
後は光源の放熱温度も関係しているようなのではたしてLEDではどんな結果になるのでしょうか。

 
実際にナイトヴィジョンを使って点灯試験をしてみました。

ほとんど照らされているという感じではありませんでした。

やはりLEDでは少し暗く足元が照らせる程度でした。

 

キセノン球のマグライトでは期待できそうです。
ナイトヴィジョンに標準で付いている赤外線ライトとまではいきませんが、数十メートル先まで照らすことが出来ました。

LEDよりも明るく照らしてくれました。微妙に赤く光っているのが見えますか?
そして肉眼でも赤い光がほんのり見えるだけで、ナイトヴィジョンに付いている赤外線ライトの様に目立つ事もありませんでした。

これならIRフィルターの濃度調節だけで使えそうです。
ただし、一つだけ大きな問題が出てきました。
それは熱量の問題です。
キセノン球は発光する為にかなりの熱を放射します。

熱量の強い所が縮んでしまいました・・・(^_^;)
その熱量にIRフィルターが耐えきれずこのように縮んで歪んでしまいました(^_^;)
今後の課題は熱対策も考えなければなりませんね…。

 

また色々と試作してみますので、結果の程はまた後日ブログにアップしますね。

 

 

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それではお休みなさい。

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2012.10.16 by specialforce | 0 Comments »